人財育成の三要素と目標管理
皆様こんにちは。FBFの木村祥明(キムラ ヨシアキ)です。
会社経営で起こっているあらゆる問題も突き詰めると人財の有無ということになります。
企業間の格差は、人財格差です。
ただ人財の育成には、仕組みが必要です。
そこで今日は人財育成の仕組みについてお話をします。
人財育成の重要性については、多くの人が語りますが、
なかなか人財育成が実現しないのは、その仕組みがないからです。
人財育成には
1 期待の明確化
2 トレーナーとトレーニングツール
3 評価システム
の三つの要素で構成される仕組みが必要です。
まず、期待の明確化とは、職位ごとの役割の明確化と具体的な仕事のレベルを文字で明示すること
次に必要なことは、期待を実現するために必要な技術を、習得できるように指導できるトレーナーの育成と
セルフトレーニングツールが必要です。
三つ目は、評価基準を明確にすることです。その評価基準は、抽象的なものでなく
日常業務で使用されるフォマーツトであらわされる具体的な評価ツールの開発が必要です。
この3つの条件が整備されると新人事制度ととして仕組みが出来上がります。
次の課題は、この仕組みの運用をどのようにすかです。
実は、そのもっとも有効な方法が、目標管理制度です。
この目標管理は、people management by object、すなわち目標によって、ピープルマネージメント
を行うのが本来の狙いですが、少数の例外を除きあまりうまくいっていません。
(目標管理制度については、後日解説します。)
この目標管理を、個人でやる方法が plan-do-see、マネージメントサイクルです。
この仕事の基本を、まず組織リーダーが体得し、トレーナーとしてのスキルを習得し、
部下を指導できるようになると初めて目標管理制度が、本来の機能を発揮できるようになり、
確実に人財が育つようになります。
FBFの仕事手帳は、このような考え方から開発しております。
今日は以上で終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。